やなぎほたる

2017/11/12

写真と本文は関係ありません。昔の写真です。

ひさびさに小田急の駅にゆくと

風にゆらりとたちのぼる駅員は

やなぎほたる の ようです

いや

そんな単語は ないと 思うのだけど

やなぎのような柔らかさ

ほたるのような薄明かり

やはり小田急には独特の品があり

深いブラックの制服が

柔らかな駅の明かりを吸収します

やなぎほたる

息を吸い込み電車を見送り

しずかで おだやかに 葉っぱの裏に止まる駅員

駅員なんです 駅員なんです 隠れているのです

だけど駅員がいればすぐにわかるの

制服そのものが輝くわけでもないのに

闇だから 闇だから こそ

やなぎほたるの深呼吸

静かに灯りをともしながら

ないしょですけど 駅員なんです と 教えてくれるのでしょう

閉所恐怖を克服しようとJRに乗ってみたりしています・・・・JRの電車(&駅員)は素晴らしいのですが、よく止まるし、ときどきタフネスが必要になるなあ・・・そんな(びんびんしている)ときに、小田急の駅のあかりの穏やかさに気づきました。鉄道によって異なる文化というのが、確かにありますね。小田急の柔らかな美しさ、とでもいいたいものが、あるように思うのです。

つくづく思うのは、鉄道に乗るというのが、わたしにとってはちっとも日常でなく、緊張をもよおす特別な舞台であったことです、緊張する、緊張する、車掌との出会いも、特別な時間、お見合いパーティーみたいなものかしら(←行ったことありませんが・・・・)。

それにしても、秋が深まると、駅員さん車掌さんカッコイイですね。

透き通るススキの向こう、ジャケットのすそが風にめくりあがって、未来よ、おいで、東京に紅葉と冬を手招きしています。